2014-09-15 夜中 軽くいびきをかく彼の隣に滑り込んだ。眠る彼の体温は高くあたたかい。もう秋だ。すっかり夜は寒い。あの凍るような、星の一粒の光も逃さないような冬が来る。冬は楽しみ。もしかしたら、自傷行為に似ているのかも知れない。痛みを感じて生きていることを実感するような。寒いからこそあたたかさを確かめるような。あたたかな洋服を、あたたかな料理を、あたたかな彼を。